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心地よいクリニックの待合室とは?改善方法やメリットについて
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患者さんの来院数の減少や評判がよくないなどでお悩みの場合、クリニックの待合室を改善してみてはいかがでしょうか。待合室を快適な空間にすることで、患者さんの満足度が上がり来院数が増加する可能性があります。
そこで本記事では、心地よいクリニックの待合室をつくるポイントやメリット、評判のよいクリニックの特徴をご紹介しますので、クリニックの課題を抱えている方はぜひ参考にしてください。
クリニックの待合室を快適な空間にするコツ
患者さんがクリニックで過ごす時間のほとんどが、待合室で過ごす時間ではないでしょうか。長い待ち時間でも快適に過ごせるように、待合室の環境を見直してみるとよいでしょう。ここでは、クリニックの待合室を快適に過ごせる空間にするためのコツを5つご紹介します。
ソファや椅子の数
患者さんの人数が多くて座れないという事態を避けるために、十分なソファや椅子の数を確保しましょう。診察まで立ったまま待たなければいけない状態だと、次回来院してもらいにくくなってしまいます。
ただし、ソファや椅子の数が多すぎると、空間を圧迫して逆効果となってしまう恐れがあります。診察に呼ばれたとき、椅子から診察室までスムーズに移動できるかに着目するとよいでしょう。
また患者さんのプライベート空間を大切にするために、目線が合わない位置にソファや椅子を置くことがポイントです。椅子の背もたれ同士を合わせた配置や、仕切りの設置などの工夫をするとよいでしょう。
患者さんを長時間待たせるケースが多い場合は、座り心地を重視したソファや椅子の設置がおすすめです。座面が固かったり、背もたれが背中にフィットしなかったりすると、長時間座ることで腰や尻を痛めてしまう恐れがあります。
Wi-Fiを設置する
クリニックの待ち時間の間、スマホやパソコンでインターネットを利用する方がいます。クリニックにWi-Fiを設置すれば、通信料金を気にせずにインターネットを利用して快適に過ごせるでしょう。
またスマホで動画鑑賞やゲームなどをして時間を潰したい方だけではなく、仕事の合間に通院しパソコンを使ったデスクワークをしたい方もいると考えられます。待合室のスペースに余裕があれば、パソコンでの作業ができるスペースを設けるとよいでしょう。
テレビの設置
患者さんのなかには、スマホを持っていない方や、テレビで放送されているニュースやドラマに興味がある方がいます。そのためクリニックの待合室には、スマホ以外で時間を潰せるようにテレビの配置がおすすめです。
ただし、テレビを設置する際、ほかの患者さんにとって音がうるさいと感じることがある点や、受信料がかかる点を把握しておく必要があります。テレビを購入するコストを抑えたい場合は、代わりに雑誌を設置することもおすすめです。
ウォーターサーバーなどの設置
はじめてクリニックに訪れた方や予約せずに訪れた方のなかには、予想以上に待ち時間が長くなり、飲み物を用意していないという方もいるでしょう。待ち時間の間に喉が渇くことを考慮し、ウォーターサーバーを設置してはいかがでしょうか。
とくに暑い日は、熱中症予防や脱水症対策のために水分補給することが大切です。病気の診察や治療で訪れている患者さんの場合、熱中症や脱水症などで症状が悪化する恐れがあります。
またウォーターサーバー以外に、コーヒーメーカーや自動販売機の設置もおすすめです。水以外にさまざまな飲み物を用意することで、患者さんの満足度も向上するでしょう。
ほどよい明るさと温度
クリニックの待合室は、快適に過ごせる明るさと温度を保つことが大切です。待合室が暗ければ患者さんの気分も暗くなりやすく、暑すぎたり寒すぎたりすると不調につながる恐れがあります。
待合室の明るさは、カーテンを開けて窓からの日差しを活かしたり、調節可能な照明を設置したりするとよいでしょう。日差しで待合室の温度が上がる場合は、空調や照明を使って明るさと温度を調節することがポイントです。
また待合室を清潔に保つために、清掃を徹底することも大切です。ほこりやゴミなどで汚れているのを見て、不安に感じる患者さんもいるでしょう。
評判がよくなるクリニックの待合室とは
クリニックの口コミや評判がよくならないとお悩みの方は、クリニックの待合室を見直してみてはいかがでしょうか。ここでは、評判のよいクリニックの特徴を3つご紹介します。
入口などのバリアフリー化
評判のよいクリニックの待合室は、入り口からバリアフリーを導入しているところが多いです。入り口を通過する際、高齢者が車いすの方にとって入りづらい場合、評価を下げてしまう恐れがあります。
クリニックの入り口は、車いすが通れる幅を確保することが大切です。高齢者が多く通院する場合は、付き添い人が横に並んで入り口を通ることを考慮しましょう。
また待合室に行くまで、極力段差をなくしてスロープなどを設置することがポイントです。足腰が悪い方を考慮して、手すりを取り入れることも大切です。
内装
評判のよいクリニックの待合室は、患者さんに快適に過ごしてもらえるように、内装にこだわりを持ったところが多い傾向にあるでしょう。椅子や受付の位置だけではなく、照明や壁、天井の色味までこだわっているところが多いです。
テナント工房メディカルでは、歯科医院や小児科、美容外科、動物病院などのさまざまなクリニックの内装サービスを提供しています。テナント工房メディカルが手掛けるクリニックの内装は、木の温かみが感じられたり、清潔感のある白色を基調としたりしている点が特徴です。
過去に施工した親子で通える歯科医院では、大人用と子供用のドアを別々に設け、お子さんが入りたくなるような内装づくりに力を入れています。医院のイメージカラーを大切にしながら、患者さんに寄り添った内装が魅力です。
居心地のよい空間
評判のよいクリニックの待合室は、患者さんにとって居心地がよい空間となっているケースがほとんどです。心地よい場所は、自然と人が集まりやすく、診察前にリラックスしてもらえるでしょう。
一方で居心地が悪い待合室だと、診察を受ける前に不安に感じたり、警戒心を抱いたりする恐れがあります。患者さんを少しでも安心させるために、待合室の空間を見直すことが大切です。
また居心地のよい空間は、患者さんが目にする箇所すべてを清潔に保つように徹底されています。たとえば、植物を枯らさない、お子さんが触れるおもちゃを消毒する、古い雑誌を定期的に処分するなどを徹底しているところは、評判のよいクリニックの特徴といえるでしょう。
クリニックの待合室を改善するメリットとは
クリニックの待合室を改善すると、患者さんだけではなく、クリニックにとってもメリットが得られる可能性があります。ここでは、クリニックの待合室を見直したり改善したりするメリットを4つご紹介します。
患者の満足度向上が期待できる
クリニックの待合室が快適な空間になれば、患者さんの満足度が向上しやすいです。座り心地のよいソファや椅子を設置するだけでも、リラックスして待ち時間を過ごしてもらえるでしょう。
さらにウォーターサーバーや自動販売機などを設置すると、待ち時間の間に喉が渇いても水分補給できます。Wi-Fiを設置すれば、通信料を気にせずにスマホやパソコンを利用できるようになります。
待合室で起こりうる不便を無くすことで、結果的に患者さんの満足度向上が期待できるでしょう。患者さんの年齢層やニーズに合わせて、Wi-Fiやテレビ、ウォーターサーバーなどの設置を検討してみるとよいでしょう。
患者が待ち時間を退屈に思わなくなる
待ち時間が長いことに対して不満である患者さんがいるなか、その待ち時間を快適な時間にすることで、少しでも不満解消につながる可能性があります。退屈に思わせなくすることで、クレームの件数も減らせるでしょう。
待ち時間を快適に過ごしてもらうには、患者さんのニーズに合わせた環境が大切です。たとえば、お子さんが多く訪れる小児科や小児歯科の場合、退屈しないようにおもちゃや絵本などを設けるとよいでしょう。お子さんが不機嫌になりにくい環境は、付き添う親にとっても助かることが多いです。
高齢者の場合は、スマホよりもテレビでニュースやドラマをみることを考慮し、テレビを設置して退屈な時間を減らすことがおすすめです。テレビのチャンネルが変えられない状況を考慮し、さまざまなジャンルの雑誌も用意しておくとよいでしょう。
再来する患者の増加が見込める
クリニックの待合室で快適な時間が過ごせれば「また行きたい」と思ってもらえる可能性があります。結果的に、初診から再診希望の患者さんや常連患者さんの増加により、来院数が増えることが期待できます。
待合室でリラックスして過ごせるクリニックは、治療や施術に対する恐怖心・警戒心などを取り除きやすいといえるでしょう。とくに、病院が苦手な方や音に敏感なお子さんなどは、少しでも待合室でゆっくり過ごしてもらうことが大切です。
また継続的な治療や施術が必要な場合、通院が辛いと感じることにより、途中で通院を放棄する方がみられます。待合室を改善することで、そのような治療や施術の放棄を阻止する効果も期待できるでしょう。
クリニックの評判がよくなる
クリニックのほとんどの時間を過ごす待合室を改善すれば、患者さんの満足度向上により、口コミや評判がよくなる可能性があります。クリニックの待合室に関しては、退屈しない空間か、清潔に保たれているか、などの観点で評価されることが多いでしょう。
クリニック選びで失敗したくない方のなかには、口コミを参考にする方もいるので、クリニックの評判がよくなればさらに来院数がアップする可能性もあります。
待合室を改善する際の注意点
クリニックの待合室を見直す際、改善によりさまざまなメリットが得られますが、注意点もいくつかあります。ここでは、クリニックの待合室を改善するときの注意点を2つご紹介します。
大きなコストがかかるケースが多い
待合室を改善する箇所が多ければ多いほど、大きなコストがかかるケースがあるでしょう。一般的には、内装のリフォームやウォーターサーバーの設置、テレビの購入、Wi-Fiの契約などにコストがかかります。
ただし、大きなコストをかけて改善すれば、評判がよくなり来院数が増加する可能性があります。患者さんの年齢層やニーズに合わせて、コストをかけるべき箇所であるかを見極めることが大切です。
すべての患者が満足するとは限らない
待合室を改善したからといって、すべての患者さんの満足度が向上するとは限りません。そのため、改善しても「待ち時間が長すぎる」とクレームが入る可能性があると認識しておきましょう。
多くの患者さんの満足度を向上させるには、まずクリニックの待合室に対する患者さんの不満を理解することが大切です。紙媒体やWebを活用したアンケートを実施することで、クリニック側では気づけなかった改善点が見つかる可能性があります。
クリニックの内装はテナント工房メディカルへ
テナント工房メディカルでは、さまざまなジャンルのクリニックに向けた内装サービスを提供しています。テナント工房メディカルの内装サービスの特徴を3つご紹介するので、待合室の改善を検討している方はぜひ参考にしてください。
クリニックに特化したトータルサポートを行っている
テナント工房メディカルの内装サービスでは、クリニックの土地や物件探しからサポートしています。クリニックの増改築だけではなく、新築や医院継承も一任できます。
待合室の改善途中でトラブルが起こった際には、すぐに駆けつけてスピーディに対応してもらえるので安心です。対応可能エリアは、静岡県、愛知県、岐⾩県、京都府、大阪府、滋賀県、兵庫県、奈良県、和歌山県、三重県です。
スタッフと患者の動線を意識した内装
テナント工房メディカルがクリニックの内装を設計する際、スタッフと患者さんの動線を重視しています。クリニックの要望と患者さんのニーズに合ったデザインを提案しており、居心地がよい空間づくりに努めています。
クリニック設計のプロによるアドバイスが受けられる
テナント工房メディカルでは、医院づくりのプロによるアドバイスを受けられます。そのため、待合室の改善点がわからない方や、これからクリニックを開業する方におすすめです。
また、患者さんを集める方法についての知識も兼ね備えており、集客面でもサポートしてもらえます。具体的には、SNSでの情報発信、フリーペーパーや新聞、Webメディアへの掲載などで支援しています。
施工完了後は、テナント工房メディカルの公式サイトに施工事例として紹介され、完成後の写真を無料で受け取ることが可能です。撮影してもらった写真は、クリニックの公式サイトやSNSで活用できます。
まとめ
クリニックの待合室は、椅子の数や配置、テレビの設置、ウォーターサーバーの設置などで快適に過ごせるように改善してみてはいかがでしょうか。待合室の改善により、患者さんの満足度が向上したり、評判がよくなったりする可能性があります。
ただし、待合室を改善する際、大きなコストがかかるケースがあります。コストをかけて改善しても、期待していたどおりのメリットが得られるとは限りません。待合室を見直したい方は、メリットだけではなく、注意点も把握した上で判断しましょう。
またテナント工房メディカルでは、クリニックの内装サービスを提供しています。医院づくりのプロによるアドバイスも行っているので、クリニックの内装を改善したい方はぜひご相談ください。