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クリニックのトイレに求められる条件は?清潔感の他に大切なこと

Category:お役立ち情報

患者に満足してもらえるトイレにするには、清潔感以外に具体的に何を取り入れたらよいか、お悩みではないでしょうか。

クリニックには体の不自由な方や、小さな子どもからお年寄りまで、さまざまな方が訪れます。そのため、どんな方にも使いやすく、清潔感を保ちやすいトイレを用意する必要があります。

この記事では、クリニックのトイレに求められる条件と、清潔感以外にも大切なことを解説していきます。患者の満足度アップにつながるトイレ作りと、清潔に使うためのポイントを参考にしてください。

クリニックのトイレに求められる条件

下記では、クリニックのトイレに求められる条件に、どのようなものがあるかを解説していきます。再診率を増やすためにも、患者に喜ばれるトイレを作るポイントをみていきましょう。

男女別

男女共同利用のトイレは敬遠される方も多く、利用するのを我慢される方もいらっしゃいます。トイレに行きたいタイミングで利用しづらいと、我慢してしまう人もいるので、健康面を考えるとよくない状況です。

女性はお化粧直しで洗面台を使うこともあるでしょう。また、男女ともに自分が使用したあとに異性が入るのは、気まずい思いをします。

共同トイレは、男女ともお互いに気を使ってしまい、落ちついて利用できないので分けた方がよいでしょう。また、犯罪防止のためにもトイレは男女別である方が安心です。

清潔感

クリニックのトイレは、衛生面においても清潔感を意識したい場所になります。トイレを清潔に保つための案として、汚れや臭いがつきにくい壁紙や床の素材を変えてみる、汚れがたまりにくいフチなしの便器を選択する方法もあります。

また、トイレットペーパーの予備をむき出しのまま置いてあるのも不衛生なので、専用の棚や箱に入れるなどの工夫が必要です。清掃が行き届いているトイレは、患者の印象もよくなり、クリニックのイメージアップにもつながるでしょう。

バリアフリー

車いすを利用されている方や、介助の必要な方もスムーズに移動ができるように、バリアフリー対応は必須といえます。

車いすで不便なく室内を移動するためには、充分な通路の幅を確保しなくてはなりません。さらに安心してトイレを利用できるように、手すりを付けることも必要です。

バリアフリー対応では、トイレの入口と個室も広めにスペースが取れると、車いすと介助者が一緒に入ることが可能なので、補助や介助がしやすくなります。

また、赤ちゃんや小さなお子さま連れの方には、おむつ替えのできるシートや、子どもを座らせるシートが設置できるとよいでしょう。クリニックのバリアフリーは、どのような方にも利用しやすい、優しいしくみを考慮しなくてはなりません。

ペーパータオル

現在では、クリニックのトイレに置いてあると便利なのは、ぺーパータオルです。これまでトイレに設置されていたものといえば、主にジェット式のハンドドライヤーでした。

ですが、昨今の状況から、風で乾かすハンドドライヤーの使用は手に細菌が残りやすいといわれており、ぺーパータオルで拭くほうが衛生的です。

紙類のゴミはかさばってしまいますが、ペーパータオルが置いてあれば手を拭けるのと合わせて、洗面台に飛び散った水滴も拭けます。感染予防対策のため、常に清潔にしておきたいクリニックのトイレに欠かせない必需品といえるでしょう。

防音

トイレの設置場所によっては、音漏れを気にする方も多く、防音に対しての配慮は必要です。トイレの位置が待合室に近いと、音漏れを気にするあまりに、トイレの利用を控えてしまい体調不良に及ぶ可能性もあります。

トイレを利用する人も外で待っている人も、音が漏れていると思うと気まずいものです。気になる音漏れを防ぐためには、トイレの扉の隙間をなくす、音を吸収する素材を床や壁に使用する、ドアを防音効果のあるものに変更するなどの対策もおすすめです。

また、完全に音漏れを防ぐことが難しい場合は、便座に座ると自動で流水音が流れる機能付きトイレもあるので、音漏れが気にならない工夫は必要でしょう。音漏れを気にせずにすめば、リラックスしながら安心してトイレを利用できます。

臭い

トイレを毎日掃除していても、臭いが気になることがあります。原因としては、床や壁に飛び散った尿のアンモニア臭や、便座裏と便器のふちに残っていた汚れなどです。

とくに男性の小便器の尿はねは、便器以外の壁や床に飛び跳ねやすいので、気づかないうちに臭いが残りやすくなります。日々のトイレ掃除は、便器の汚れ落としだけではなく、壁や床を拭くことも加えてみましょう。

また、清掃業者に尿のこびりつきを落としてもらうなど、定期的なメンテナンス取り入れると臭いを落としやすくなります。

さらに換気がうまくできていないと、臭いが逃げずにこもってしまうので、窓があれば少し開けておく、換気扇を常時回しておくなど、対策が必要になります。

明るさ

トイレが暗いと、清潔感も感じられないうえ、クリニックに与える印象も悪くなります。暗めの照明だと利用する人々に怖いイメージを与えかねず、とくに小さな子ども達には怖がられる可能性もあるでしょう。

クリニックのトイレの印象を決める照明は、オレンジ系の電球色や、明るい白系の昼光色がおすすめです。

オレンジ系は優しい色合いでリラックスできます。また、白系は自然な色合いになり、明るめの印象を与えてくれるので、クリニックの雰囲気に合わせて選ぶとよいでしょう。

消毒液・除菌スプレー

クリニックという場所柄、感染防止と衛生面のための消毒や除菌は欠かせません。とくにトイレは不特定多数の方が利用する場所なので、出入口にアルコール消毒液の設置があれば安心です。

また、便座に使える除菌スプレーも置いてあるとトイレを清潔に利用できます。コロナ禍では、さまざまな場所に消毒液が設置されてきましたが、今後も感染防止と衛生面を考えると、消毒液の設置は必要になるでしょう。

暖房便座・ウォシュレット

暖房付き便座やウォシュレット機能付きトイレは、さまざまな場所に普及しています。今では、これらの機能が付いていないトイレは、残念に思われるかもしれません。

便座の暖房機能は、冬場のヒヤッとした感覚をなくしてくれるありがたい装備です。また、ウォシュレットはお尻を清潔にしてくれるので、外出先でも利用される方は多いのではないでしょうか。

暖房便座やウォシュレットの装備は、電気代や掃除の手間がかかってしまう難点はありますが、座っているときのみ暖かくなる機能を選べば、電気代も抑えられます。

クリニックは不調のある方が利用するので、暖かい便座やお尻を清潔にしてくれるウォシュレット機能は必需品でしょう。

まとめ

クリニックのトイレは、清潔感以外にも患者が不自由なく使える快適な場所であることが求められます。

清潔感を感じられてどなたにも使いやすいトイレは、患者がクリニックを選ぶ上でも大切なポイントです。また、室内も明るいトイレは落ち着いて利用できるので、クリニックの印象もアップしていくでしょう。

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