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歯科医院の内装を決める際のポイントや工事の費用相場・選び方を解説

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令和元年の調査で歯科診療所は全国に68,500施設あると発表されています。これは医療施設総数の181,621施設のおよそ4割を占め、コンビニよりも10,000軒以上多い数です。

そのため、歯科経営者は競合を意識する機会も多いのではないでしょうか。

歯科を新しくオープンする、あるいはリニューアルする際には、患者の獲得に効果的な内装としたいですね。

そこで今回は、歯科医院の内装を決める際のポイントと、工事の費用相場、選び方を解説します。

歯科医院の内装デザインのトレンド

歯科医院の内装のトレンドとしては「診療ブースの個室化」と「温かみのあるデザイン」が挙げられます。

診療ブースの個室化

近年、診療ブースを個室化する歯科医院は多くなっています。個室の診療ブースは治療中に患者様がほかの患者様と顔を合わせないため、来院のしやすさによい影響が期待できます。

また新型コロナウィルスの感染防止の観点でも、個室の診療ブースは安心感があります。これは患者様にとっても同様で、個室であることから「きちんと対策がされている」といった印象を持ちやすいといえます。

温かみのあるデザイン

従来、クリニックのデザインは「清潔感」が最重視され、白~淡い水色などの寒色系を多く取り入れる傾向にありました。しかし現在では、患者様にとっての「居心地のよさ」をより重視し、木目調の壁や観葉植物などの自然を感じさせる要素を取り入れる歯科医院が増えています。

ほかの診療科と比べて、歯科は患者様に恐怖心を抱かれてしまいやすい特徴があります。そのため、患者様が少しでもリラックスしやすく、待ち時間を快適に過ごせる工夫として、温かみのあるデザインが人気となっているようです。

歯科医院の内装を決めるうえで大切なこと

歯科医院の内装を決めるうえで大切なことは

・患者様に「来院したい」と思ってもらえる内装とする
・患者様が安心して過ごせる内装とする
の2点です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

来院したいと思ってもらえそうか

内装は歯科医院のイメージに直接的につながります。「きちんと最後まで通おう」「メンテナンスもこの歯科医院で見てもらおう」と思ってもらうには、また行きたくなる居心地のよさが重要です。

とくに、近年では初めて行く場所はインターネットで検索してから訪れる人が多くなっています。患者様は公式サイトやポータルサイトで内装の雰囲気を見て「安心できそうか」「丁寧な対応をしてもらえそうか」「待ち時間、ほかの患者と距離が近すぎないか」などを確認しています。

まだ来たことがない患者が行ってみたいと思わせる歯科医院にするには、リラックスと安心感がある内装であり、それを外に積極的に発信することが必要となります。

患者が安心して快適に過ごせそうか

いくら内装のデザインが素敵でも、診療を受けにくい、患者様から見て気になる要素がある歯科医院は選ばれません。

たとえば受付が木材でおしゃれな雰囲気ではあるものの、物が多くごちゃごちゃとした雰囲気になっている。あるいは反対に、インテリアが簡素過ぎて無機質に感じてしまう場合もあります。

また、近年ではプライバシー保護や感染症対策をきちんと行っていることも、安心につながります。診療ブースを個室化する以外にも、ガラス張りの壁はすりガラスを取り入れて道路にいる人と目線が合わないようにする、

細かいことから患者の目線になって考えることが、安心感のある内装づくりにつながっていくのです。

歯科医院の内装デザインを決める際のポイント

では、実際に歯科医院の内装デザインを決める際には、どんなポイントに注意すればよいのかを確認しておきましょう。

清潔感を維持できる内装とする

清潔感を意識した内装デザインはもちろん、清潔感の維持がしやすいことも重要です。

たとえば、入口で靴をスリッパに履き替えてもらうだけでも、院内の汚れを大幅に軽減できます。靴のまま治療スペースまで行く場合には、掃除がしやすいレイアウトにする、汚れの落としやすい素材の床を選ぶなどの工夫が必要となります。

また、洗面所の手洗い場は深さのあるボウルを選んで水が飛び散りにくくする、紙の掲示物が少なく済むように電子ディスプレイを取り入れる、ソファは汚れが目立ちにくく拭き取りやすい素材を選ぶなど「維持しやすさ」の意識を持つだけでもデザイン・インテリアの選び方が変わってくるでしょう。

明るい雰囲気の待合室にする

待合室は歯科医院の第一印象ともいえる場所です。可能な限り広さを確保して、解放感のある雰囲気にしましょう。壁や床は明るい色合いを取り入れ、木目や漆喰などの自然素材を積極的に取り入れることをおすすめします。

待合室や診察室以外は温かみのある照明であれば、落ち着いた気分で治療まで待つことができます。蛍光灯など冷たい色の照明は避け、柔らかいイメージの光を取り入れましょう。

経年劣化を視野に入れたデザインとする

つるりとした白い壁や天井は清潔感がありますが、期間とともに汚れや傷が目立ちやすく、清潔でない印象をもたれてしまいやすいため注意が必要です。

同じ白い壁でも掃除がしやすい壁を選ぶ、防汚機能のある壁紙を選ぶなど、工夫次第で美しさをキープしやすくなります。床は傷がついても目立ちにくいものを選ぶとよいでしょう。木目やラインデザインの入った床であれば、小さな傷は目立ちません。

インテリア

インテリアは客層に合わせて選ぶようにしましょう。

子どもが多く来院する歯科医院では、キッズルームや子ども用の診療室のインテリアもこだわる必要があります。子どもに「楽しい」「怖くない」といった印象を持ってもらえるように、パステルカラーやポップな色合いのインテリアを取り入れるのがおすすめです。

年配の患者様が多い歯科医院では、落ち着ける色合いとしてベージュやブラウンでコーディネートするのもよいでしょう。座り心地のよいソファを取り入れて、待合室を休憩所のように感じていただければ、通いやすさにもつながるはずです。

プライバシーの保護

歯科医院の客層は基本的に地域住民となるため、患者様どうしがお知り合いであることも多くあります。「知り合いに治療内容を知られたくない」「治療中の姿を見られたくない」といった気持ちに配慮し、互いが何の治療をしているかわからないようプライバシー保護にも注意しましょう。

治療ブースを個室化する以外にも、動線として患者様どうしがすれ違わないようにする、待合室では視線を遮るインテリアを置くなど、ちょっとした配慮を行うだけでも安心感が違ってきます。

歯科医院の内装工事の費用相場

歯科医院の内装工事の費用相場としては、坪単価として30~40万円程度といわれています。地域や内装工事業者、使用する建材のグレードなどによっても大きく異なるため、一概にいくらということはできません。

院内のスペースが広くなるにつれて総コストは上がるため、土地・物件を探す際には想定患者数と合わせて検討しましょう。

また、歯科医院を運営するうえでユニットやレセコン、そのほかの医療機器・設備、電気設備や水道設備などさまざまなものが必要となります。内装の重要度は高いとはいえ、ほかにも揃えるものが多いため、できるだけコストは下げておきたいものです。

コストを下げるには、内装のグレードを下げる、インテリアは既製品を購入するなどの方法があります。こだわりを反映した結果、予算オーバーとなってしまっては後悔につながりかねません。

内装のイメージを膨らませるのはよいですが、自分だけで決めてしまわず、内装工事業者に相談して方向性を決定していくことをおすすめします。プロの目線でデザインを提案・アドバイスしてもらうことで、よりよい歯科医院を作り上げることができるでしょう。

歯科医院の内装工事業者の選び方

ここで、歯科医院の内装工事業者を選ぶ際には、どのような点を重視して決めたらよいのかを見ていきましょう。

クリニックの施工経験が豊富か

テナント内装の施工経験が多い業者でも「クリニックはやったことがない」というところは多くあります。

クリニックならではのスタッフ動線・患者様の動線を意識したデザインや、クリニックとして満たすべき要素などの知識が不足し、そもそも依頼に対応できないこともあります。

そのため、クリニックの内装に特化し、経験の豊富な業者を選ぶようにしましょう。

土地探しからトータルでサポートしてもらえるか

クリニックに特化した内装工事業者のなかには、内装デザインのほか、歯科医院の開業に適した土地探しから集客のサポートまでを総合的にサポートしてもらえるところもあります。

内装デザインが完成して終わりではなく、長く頼れるパートナーのような業者を見つければ、歯科医院を経営するうえでの負担も軽減できます。

まとめ

集客のためには内装デザインによる他の歯科医院との差別化が求められますが、大事なのはそれだけではありません。テーマやコンセプトを大切にして、患者様の目線で重要なポイントから内装を決めていきましょう。

歯科医院にワクワクしながら行く人はほとんどいません。行きたくないけれど渋々、緊張感をもって訪れる患者様が大半です。内装にこだわり、居心地のよい空間とすることで患者様に「怖くなかった」「想像よりリラックスして治療を受けられた」と思ってもらえるような歯科医院をつくっていきましょう。

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