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【Doctor Interview-02】クローバー鍼灸院 様

滋賀県大津市のクローバー鍼灸院様。鍼灸の力で健康になってほしいという強い思いから、鍼灸師の資格を取り、お店をオープンされました。開院までの苦労も多かったようで…。 開業のきっかけや弊社を選んでいただいた理由、今後の展望などを詳しくお伺いしました。

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クローバー鍼灸院 堤様 × 営業スタッフO・設計スタッフS

 

――― 開院のきっかけを教えてください。

スタッフO(以下O):そもそも鍼灸師になろうと思ったきっかけは…?

堤様:ケアマネージャーといって介護の仕事をしていたんですけど、利用者様は高齢者の方なので、どこかしらご病気をお持ちの方が多かったんです。特に整形の疾患が多いんですよ、膝痛い・腰痛い。で、何に頼るかって言ったら痛み止めなんですよね。でも、痛み止めって飲みすぎるとふらつきが出たり、胃が荒れてご飯が食べれなくなったりするんです。それで、ご飯が食べれなくなったらまた体力落ちて、また動けなくなって…って、悪循環で生活している人たちを今までずっと見ていて、なんとかならへんかなって思っていました。
そのときに、鍼灸師の方が施術することで痛みが軽減して、お薬を飲まなくてもいい、もしくは飲む量が減って、副作用が出にくくなって利用者さんが過ごしやすくなる、っていうのをテレビで見たんです。それを自分の手技でできるようになったらすごいなと思って、夜間の学校に通うことを決めました。3年間通いましたね。

スタッフS(以下S): 3年間も必要なんですね。

堤様:そうなんです。3年間の専門学校を卒業しないと、まず国家試験が受けられないんですよね。うちは子どもがいるし、日中学校に通ったら生活ができないので、日中は普通に滋賀で16時まで働いて、その後、新大阪の学校まで行って、月〜土まで毎日18時から21時まで授業を受けて、また22時から仕事して…って感じ。

S:凄すぎます…!

堤様:本当に頑張りました…。おかげで今めちゃくちゃ楽しいです。

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取材はクローバー鍼灸院様におじゃましました!
(左から堤様、設計スタッフS、営業スタッフO)

 

――― 問い合わせのきっかけ、決めた理由は。

堤様:ここの物件、本当は2021年6月に購入していて。中のリフォームだけして昨年の9月にはオープンしているはずだったんです。ただ色々問題があって、更地にして立て直すことになって。
ただそれもうまいこと進まなくて…とにかく一旦白紙にしてもらって、施工会社を変えてやり直しをすることになったんです。ただ会社を探しても、場所の狭さとか状況を見てなかなか受け入れてくれるところがなかった。なので、一括検索できるサイトで、こういう条件でできる会社っていう探し方をしました。

O:こういう案件あるけどやる人!って手を挙げる入札スタイルのサイトですね。

堤様:何社かお会いしてお話させていただいたんですけど、皆さん「え?」って感じで。更地だったらまだいいけど、更地にするかもわからない状態の中でその話にのるのは怖いなっていう方も多くて、躊躇されてましたね。結局3社とお話させてもらって、これまで人に悩まされてきたこともあったので、最終はほんまに「人となり」っていうので決めました。

O:ありがとうございます!

堤様:なので最初めっちゃ警戒してたんですよ。

O:ほんまにすごかった。めちゃくちゃ壁が分厚かったです(笑)

堤様:フィルターめっちゃかけてましたもん。寄ってくれるな、みたいな(笑) 打ち合わせも、自分でもわかるくらい無表情に近かったと思います。淡々と喋って…みたいな。でも、話すうちに、お二人ならなんとかしてくれそうっていうのを感じて。他の方は知らないですけど、お二人やったからほんまにお願いしたっていう感じ。最終的な決めた理由ですね。

 

――― この難しい状況を聞いたとき、施工会社としては正直どう思いましたか?

O:条件は悩むところも色々あったけど、どっちかって言うとどうにかしたいっていう思いのほうが強かったかな。

S:初回の打ち合わせのあとは、2人でどうにかならへんかってずっと話しながら帰ってた。どうにかしてなんとか無事にオープンしてほしいって。

O:Sはめちゃくちゃ思いが熱かった。厳しいし私が全部やります!って言って。

S:通常、申請業務は外注するんですけど、そこも私やりますって。

O:社内でやってしまえばスピードも上がるし、金額も抑えられるしって。

S:金額抑えるためにはどうするかって考えて、じゃあ私やりますって。

堤様:棟上げのときもすごくたくさん匠工房の社員さんが来てくださって。本当に色々ありがとうございます。良かったです、本当に。

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今楽しいんです!と、キラキラした眼差しで語ってくださった堤様。
大変な思いをたくさんされたからこそ、オープンの喜びをより一層噛み締められているように感じました。

 

――― 担当の印象(営業・設計)

――― 信頼できるって思っていただけたタイミング

堤様:2回目でお話させてもらったときに、とにかくなんとかがんばります!っていう思いがすごく伝わってきたんです。それでなんとかなるかもしれへんって思えた。話しやすいし、依頼もしやすいしっていうところで頼みやすかったところが良かったです。
私、抽象的なイメージしか伝えられなかったんですけど、それをカタチとして持ってきてくれはるじゃないですか。壁紙とか、看板とか、予想以上のものを持ってきてくれるんですよ。前の会社では、壁紙とかも全部自分で決めないといけなくて、それもめちゃくちゃ大変やったのが、こんな感じがいいって言ったら、サンプル持ってきてくださって、その中でもこれとこれが合うと思いますって言ってくれはるのが「ほんまに、あ、これやねん!」って(笑)やから、回を重ねるごとにお願いしてよかったってずっと思ってました。

S:マテリアル(素材)を選ぶときも、営業と一緒にこれお客様っぽいよね、お客様ならきっとこっちやって話してました。

堤様:お二人の印象はほんまに話しやすい、そしてほんとにいい人(笑)

 

――― 印象に残っているエピソードはありますか?

堤様:一番感動したのは看板!もう看板、本当に可愛くて!もう、これです!って。私のイメージどおりや、みたいな感じで。打ち合わせは、喫茶店でいつもわいわい楽しくお茶しながら話させてもらってたって感じ。

S:看板はうちの若い子が頑張ってくれました!

堤様:あと、最後の最後に2階に複合機が入らないっていうことがあって。階段の手摺を一回取り外しにきてもらって、搬入してからまた取り付けてもらうっていうのがありました。完成したにも関わらず…あのときはありがとうございました!

O:僕は最初の印象が強い。めちゃくちゃ壁があって、そこから2回目で土地の提案で話が楽しくできたところは「よっしゃ」って思った。今日はここ知れたな、心少し開いてくれたな、って毎回感じてましたね(笑)

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――― お客様の反応はいかがですか。

O:やっとやねって言われそうですね。

堤様:ほんとに。1階の鍼灸院はこの7月からだったので、あ、作りはったんですねって感じやったんですけど、2階の事務所は1月から実際始めてたので、この6ヶ月間で2箇所事業所を移転したんですよね。他の介護事業所さんからしたら、また移動したみたいな感じで。
でも、こんな立派なものが建つとは思いませんでしたって言われましたね。外観もかわいいしきれいやし、皆さんいい反応しかないですね。今後周りの方が建てたいとかお店したいってなったら絶対テナント工房さんをおすすめします!めっちゃいいしって(笑)

 

――― クリニックのPR・今後の展望をお願いします!

堤様:鍼灸院に関しては、女性の美容鍼灸と肩こりを主にしているんですけど、個室なのと施術者も色々変わるわけではなくて私しかしないので、そういう部分ではお客様の状態を常に把握しながら関わることができるっていうのは強みというか、ここの特徴かなと思います!

O:施術時間ってどのくらいなんですか?

堤様:30分コース、1時間コースで分けています。肩こりとかだけなら30分でいけますね。たいてい肩こり、腰痛が多いです。美容も一緒にするのであれば1時間コースがおすすめです。

 

――― 普通の鍼灸と美容鍼灸はどう違うんですか?

堤様:針を指して電気流すんですけどのは一緒なんですけど、普通の鍼灸は痛みを取る疼痛コントロールが目的。美容鍼灸はシワ・たるみ・リフトアップとか、アンチエイジングみたいな感じですね。ベースが少し違うかな?健康と美容みたいな感じで。針=注射のイメージがあるけどあんなに太くないので大丈夫です!針は髪の毛と同じ位細いのでほとんど痛みはないので安心してください。
今後の展望としては、一切儲けようということはないので、ほそぼそとやっていきたいですね。来年は中小企業診断士を取ろうかなと思ってます。介護はコンサルが全然なってなかったりするところが多いので、コンサル的なことができるようになりたい。あと、日本は女性経営者が1割くらいって言われているんですけど、相談する税理士さんとか中小企業診断士は9割が男性なんですよね。そういう部分では相談しにくいって思ってはる人がいるみたいなので、そういうところにアプローチして、女性経営者を増やしていきたいなと思ってます。

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