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クリニックのキッズスペースの内装デザインポイント5選!

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クリニックのキッズスペースの内装デザインポイント5選!

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クリニックや病院に欠かせない設備の一つが、子ども用のキッズスペース(キッズルーム)です。キッズスペースを設置すると、診察までの待ち時間に子どもが安心して過ごせるだけでなく、大人の患者にとっても子ども同伴で通院しやすい、というメリットがあります。

キッズスペースは小さいお子様も利用する場所です。内装デザインを決めるときは、清潔を保つための衛生対策や、転倒などの事故防止対策も考慮しましょう。

本記事では、クリニックにおけるキッズスペースの重要性や、内装デザインのポイントについて解説します。

 

≪クリニックにおけるキッズスペースの重要性≫

クリニックや病院は、小さいお子様にとって不安やストレスを感じやすい場所です。注射などへの恐怖から、病院へ行きたがらない子どもも珍しくありません。

病院に対する不安やストレスを軽減するため、子どもが楽しめる備品や設備を導入するクリニックが増えてきました。そうした設備の一つが、子ども専用の空間であるキッズスペースです。

ここでは、病院やクリニックでキッズスペースを設置する3つのメリットを紹介します。

  • 1.待合室やその他の部屋との動線を考慮する
  • 2.子どもにとっての安心感につながる
  • 3.他の患者の迷惑にならない

 

メリット1.保護者の通院時の利便性が向上する

1つ目のメリットは、キッズスペースがあると子連れで通院できるため、保護者の方の利便性が向上するという点です。

子育て世代の患者様は、クリニックを選ぶときに子どもを預ける場所があるか、という点を重視しています。特に共働きの家庭の場合は、クリニックに子ども用のスペースがないと、祖父母や親戚などに子どもを預けてから通院しなければなりません。

キッズスペースを設置すれば、子育て世代の患者様に対する集客効果も期待できます。近年は小児科以外の診療科でも、子育て世代の患者様が来院しやすくするため、キッズスペースを導入するケースが増えてきました。

 

メリット2.子どもにとっての安心感につながる

2つ目のメリットは、子どもにとっての安心感につながるという点です。

小さいお子様にとって、痛みを伴う注射や歯科治療は恐怖の対象です。過去に痛い思いをした経験から、病院嫌いになってしまうお子様も珍しくありません。

楽しく遊べるキッズスペースがあれば、病院に対する不安やストレスを和らげることが可能です。病院嫌いのお子様でも安心して通院できるようにキッズスペースを導入しましょう。

 

メリット3.他の患者の迷惑にならない

3つ目のメリットは、待合室と分かれているため、他の患者の迷惑にならないという点です。

小さいお子様がいる方は、「待ち時間中に子どもが騒いで迷惑をかけるかもしれない」「子どもが病院嫌いのため、待合室で大人しくしていられるか心配になる」といった悩みを抱えています。

キッズスペースがあれば、他の患者を気にせず子連れで通院できるため、集客における大きなアピールポイントになります。

 

≪病院のキッズスペースの内装デザインを決める5つのポイント≫

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キッズスペースは、クリニックのその他の設備と違って、小さいお子様が利用することを想定した設備です。そのためキッズスペースの内装は、色使いやデザインだけでなく、安全性や衛生面についても考慮する必要があります。

ここでは、クリニックのキッズスペースの内装デザインを決めるときに留意しておきたい5つのポイントを紹介します。

  • 1.明るい色使いや可愛らしいデザインにする
  • 2.安全性の高い素材やデザインを選ぶ
  • 3.子どもの事故防止に配慮する
  • 4.おもちゃ・絵本などを片付けやすいようにする
  • 5.消毒やメンテナンスのしやすさも考慮する

 

ポイント①明るい色使いや可愛らしいデザインにする

キッズスペースの内装は、明るくカラフルな色使いや、可愛らしいデザインを取り入れましょう。クリニックの内装デザインというと、清潔感のある白をイメージするかもしれません。子ども向けのスペースの場合は、子どもにとって親しみやすいカラーコーディネートが重要です。

リラックス効果のあるパステルカラーや、元気で活力のあるビビットカラーなど、色彩がもたらす効果に着目して内装デザインを考えましょう。

 

ポイント②安全性の高い素材やデザインを選ぶ

キッズスペースの内装には、安全性の高い素材を使用しましょう。キッズスペースでは、興奮して走り回ったり、スリッパや靴下を脱いで裸足になったりするお子様もいます。

特にキッズスペースの壁や床には、子どもが怪我をしないようにクッション性のある素材を選びましょう。

ウレタンやEVA素材、ペーパーウッド材など様々な素材があります。使用する部分によって適材適所があるので、内装会社に相談することをおすすめします。

 

ポイント③子どもの事故防止に配慮する

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子どもの事故防止の観点から内装デザインを考えることも大切です。幼児などの小さいお子様に起きやすい事故として、例えば以下のようなものがあります。

  • ●転倒・衝突
  • ●転落・墜落
  • ●挟まれ
  • ●誤飲
  • ●やけど

ここではキッズスペースの安全対策として、電源コンセントや本棚、TV・モニターなどで起こり得るトラブルを紹介します。

●電源コンセント

子どもが電源コンセントに指や物を入れ、感電しないように内装デザインを考えましょう。特に小さいお子様の手指は、よだれなどで濡れた状態になっていることが多く、大人よりも感電リスクが高くなっています。キッズスペースの間取りを決める段階で、子どもの目に付かない場所に電源コンセントを配置することをおすすめします。

●本棚

本棚などの家具で注意したいのが、子どもがよじ登って転落したり、ぶつかって怪我をしたりするケースです。小児科など、子どもの来院数が多いクリニックの場合は、キッズスペースの本棚に柔らかいカバーをかけるといった安全対策をしましょう。

●TV・モニター

キッズスペースにTV・モニターを設置する場合は、倒れて子どもが怪我をするリスクがあります。キッズスペースで子ども向け番組などの映像を流したい場合は、TV・モニターの転倒対策を実施しましょう。

●キッズスペースの配置場所

キッズスペースは、出入口の近くに配置すると子どもが外に出てしまうリスクもあります。なるべく保護者の方やクリニックのスタッフの目が届く場所に配置し、待合室との間に仕切りを設ける場合は、子どもの姿を十分に視認できる高さのものにしましょう。

 

ポイント④おもちゃ・絵本などを片付けられるようにする

キッズスペースにおもちゃや絵本を置く場合は、きちんと片付けられるように収納スペースを用意しましょう。キッズスペースが散らかっていると、子どもがつまずいて転んだり、踏んで怪我をしたりするリスクがあります。クリニックのスタッフが定期的にキッズスペースを点検し、おもちゃや絵本などを片付けるようにするオペレーションはもちろん必要ですが、お子様が自分で片付けをしやすい空間にすることも大切です。

 

ポイント⑤消毒やメンテナンスのしやすさも考慮する

キッズスペースの内装デザインは、消毒やメンテナンスのしやすさも意識する必要があります。キッズスペースに家具や遊具などを設置する場合は、日常的に掃除やお手入れがしやすい素材のものを選びましょう。院内の衛生対策として、定期的なアルコール消毒を行っている場合は、耐アルコール性がある素材を選ぶことも大切です。

 

≪まとめ・クリニックのキッズスペースは衛生対策や事故防止対策を考慮して内装デザインを決めよう≫

近年、子ども専用のキッズスペースを導入するクリニックや病院が増えています。キッズスペースを設置すれば、病院に対して恐怖やストレスを感じやすい年齢のお子様でも、安心して過ごすことが可能です。また大人の患者が子連れで通院しやすくなるため、キッズスペースには集客面のメリットもあります。

キッズスペースは小さいお子様が利用するため、安全第一で間取りや内装を考えることが大切です。また子どもにとって親しみやすいカラフルな色使いや、ポップで可愛らしいデザインを意識しましょう。

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