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クリニックの外観デザインはここが大切!押さえておくべきポイントとは
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「クリニックの外観をおしゃれにしたい。けど、どんなデザインにすればおしゃれに見えるのかわからない」と、お悩みではありませんか。
クリニックの外観は時として街の顔ともなる重要なものです。外観デザインによって入りやすさにも違いがあり、患者様にとっての印象も異なります。
しかし、実際にどのようにデザインしたらよいのかわからない人も多いでしょう。
そこで今回は、クリニックの外観デザインで重要なポイントをご紹介します。
クリニックの外装デザインの基本
まずはクリニックの外装デザインではどんなポイントを重視したらよいのかを見ていきましょう。
外観がクリニックの第一印象を左右する
たとえばA院とB院、どちらも設備は同じで口コミもよい場合、患者様が来院を決める最終的な要素は「外観」となる可能性があります。
A院は無機質な外壁で看板も小さいから今までクリニックだということにすら気がつかなかった、そしてB院はパステルカラーの温かみある外壁と木材を使い、印象的な字体の看板が立っている、この2者ではB院を選ぶ人の方が多いのではないでしょうか。
外観はクリニックの顔といっても過言ではありません。患者様にとってよい印象として残る外観に必要があります。
「ここって実はクリニックだったのか」と、一目で見てクリニックだとわからないのも考えものです。身体に不調があったとき「いつも通る道で雰囲気がよい○○クリニックに行こうかな」とすぐに思い浮かぶような外観でなければ、新規の患者様は獲得しにくいでしょう。
内装との親和性を大切にする
外観と内装の雰囲気が一致していることも大切です。外観と内装の雰囲気があまりにも違うと患者様は戸惑ってしまいます。外観と内装の雰囲気が一致していて、初めてよい外観といえるかもしれません。
外観は無骨だけど内装が温かみあるデザインでは、無骨な外観で敬遠されてしまう可能性があります。外観はシックでおしゃれなのに、内装は蛍光灯で暗い雰囲気だと患者様はギャップを感じてしまうでしょう。
外観と内装のギャップがなく、つり合いがとれていることが重要です。
診療科によって適したデザインが異なる
クリニックと一口にいってもさまざまな科があり、診療科に適したデザインでなければ違和感をもたれてしまうかもしれません。
小児科がモノクロでシックな外見では違和感があります。心療内科が原色でポップなデザインでも落ち着かない感じがするでしょう。それぞれの診療科目に合わせて、コンセプトを大切にして外観をデザインするようにしましょう。
クリニックの外観デザインに求められる要素
では、クリニックの外観デザインに求められる要素には、具体的にどんなものがあるのでしょうか。
わかりやすさ
看板が小さい、目立たない、読みづらいフォントで書かれているなどの場合には、クリニックを見つけてもらいづらくなってしまいます。
近年、初めて訪れる場所でマップアプリを使う人は多いでしょう。しかしマップアプリを頼りにクリニックを訪れたとしても一目見て気がつかなければたどり着けません。
クリニックの名前は大きな看板や壁面に大きく表記するようにし、患者様を迷わせないようにしましょう。
安心感
窓はロールカーテンやブラインド、すりガラスなどを活用し、見える部分と見えない部分をバランスよく組み合わせましょう。
ガラス張りは解放感があり中も見えるので、訪れたことがない人にとっても雰囲気がうかがえ安心感があります。しかしガラス張りの部分が多すぎると、院内の様子が見えすぎてしまい、プライバシーの面で気になることもあります。
広い入り口
入口が狭いと窮屈な雰囲気が出てしまい入りづらい印象を与えてしまうことがあります。
院内のどの部分でも、狭くて人とすれ違えないと、感染症対策の面でも気になる人はいるでしょう。すれ違う際に、余裕をもって通れる空間があれば安心です。
また入り口が狭く、ガラスの部分が一切ないと、院内の様子がわからなくて不安になってしまうかもしれません。一部ガラス張りにして、少し中が見える程度がおすすめです。
バリアフリー
2006年にバリアフリー新法が施行され、公共施設や病院の利用される場所でバリアフリー化が義務付けられました。それ以前からも、さまざまな症状を抱える患者様が訪れるクリニックは、最もバリアフリーの求められる場所です。
具体的には玄関前のスロープ、自動ドア、平屋であることなどが挙げられます。ボタン式ではない自動ドアは感染症対策にも有効です。子どもやお年よりが多く来院する診療科であればノンステップの重要性も高くなるでしょう。
診療科目のアピール
わかりやすい例では歯科医院です。歯のマークを使用すれば、一目見て歯科医院だとわかります。
ただ歯のマークを看板に載せるのではなく、キャラクター化させたり、デザイン性をもたせた歯のイラストを使用すると親しみがわいて「どんな歯科医院だろう」と興味をもってもらいやすくなります。
歯科医院や小児科など子どもの通院が多い科では、かわいらしく明るい色使いを取り入れ、子どもに恐怖感を抱かせないことが重要です。小さな子どもは言葉と同じように、感性でも場所の好き嫌いを判断します。子どもがポジティブにとらえられるような外観作りを心掛けましょう。
立地との相性
基本的には1階が好まれるでしょう。車いすやベビーカー、身体が不自由な人でも通院しやすくするためです。クリニックの前に車が乗りつけられるようなスペースがあればさらに利便性が高くなります。
しかし、なかには通院を人に見られたくないと思う患者様の多い科もあります。そうした場合には、必ずしも1階にこだわる必要はありません。上の階や少し奥まった立地が逆に好まれる可能性もあります。
周辺施設との差別化
外観にこだわって作っても、すでに周辺に同じような外観のクリニックがあった場合には、どうしても混同されてしまいます。
とくに歯科医院は全国的に数が多く、患者様が多数の選択肢から選ぶことになります。そうしたときにすぐ思い出せるような、外観が印象的なクリニックであれば集客にも役立つでしょう。
まとめ
新規の患者様が来院を決める際、したい治療ができるクリニックであることに加えて、外観は重要な要素となります。
外観へのこだわりは患者様への気遣いや思いやりが表れるポイントであり、プラスにとらえればアピールポイントにもなります。コンセプトを明確にして、どのような外観がよいかを決めていきましょう。
とはいえ「自分だけで外観デザインを決めるのは難しい」という場合には、外観デザインのプロに依頼するのがおすすめです。クリニックのデザインに精通したプロであれば、クリニックのイメージや理念に合ったデザインを提案可能です。
クリニックの外観にお悩みの場合には、ドクターの想いを汲み取り、ひとりひとりに合わせた唯一無二の理想のクリニックの実現をサポートするテナント工房MEDICALへご相談ください。