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【Doctor Interview-12】しげとオリーブ歯科様

大阪の高槻市にてご夫婦で歯科医院を運営経営されているしげとオリーブ歯科様。医院のSNSでもお二人の柔らかさを感じられる優しい歯科医院です。独立開業にあたり、この度弊社にお問い合わせいただきました。テナント工房に決めてくださったキッカケや担当の印象、今後の展望などを詳しく伺いました。

しげとオリーブ歯科様の谷口ご夫妻とテナント工房スタッフ

 

――開業のきっかけ

谷口院長:もともと歯医者になりたいと思ったときから独立したいなって気持ちはずっとありました。私、九州の人間なんですけど、縁があって10年間、滋賀の方で勤務をしまして、前の法人の理事長の元でいろんな治療や、経営のやり方を学ばせてもらいました。で、自分はずっと独立心があったので、歯医者の中ではそんなに早い方ではないんですが、コロナも落ち着いてきて、自分も10年目という節目に入るので開業という形になりました。

取材はしげとオリーブ歯科様におじゃましました!
(左から設計S、営業U、谷口院長、奥様)

 

――問い合わせのきっかけ・テナント工房に決めた理由

谷口院長:きっかけは付き合いがある歯科機器メーカーさんからの紹介です。いくつか内装会社を紹介いただいたんですけど、2~3つお話を受けた中で図面を見させてもらったり、お話した雰囲気とかがすごくいいなーと思い決めました。正直、値段に関しては他の会社よりちょっと上がってはいたんですけど、やっぱり値段だけじゃなくて内装の図面の雰囲気だったりとか、人となりじゃないですけど、話して決めたという形です。

営業U(以下U):ありがとうございます。

奥様:いくつか歯科機器メーカーさんから紹介されたところで見積もりや話をさせてもらったんですけど、内装業者を決めることって今後の付き合いとか含めてすごく大きなことだなっていうイメージがあって。熱意?(笑)

U:僕の?(笑)暑苦しい熱意?(笑)

奥様:共に頑張ってもらえそうと思いました!

U:共にね。それが大事なことなんでね。ありがとうございます!

 

――開業まで不安だったこと

谷口院長:不安なことは正直ずっとありましたね。正直、治療とか自信はある程度ありました。前の法人でも院長はしていて、前院長の引き継ぎで患者さんがたくさんいる状態に乗っかることはできたんですが、それをゼロから始めて、患者さんがどこまで、何名来てくれのか不安でした。スタッフに関しても今までやってきたスタッフはやり方を知った状態で、僕に合わせてくれていたんですけど、今後は自分のやり方で教育をしていかないといけない、ゼロから始めるというのは初めてだったので最初はすごく不安ではありましたね。

奥様:前の病院でも「人」がキーワードだったので、今までは大きい法人である程度理念とか理事長の思いとかも、20年、30年経っていたんで確立されていたんですけど、独立して、どれだけスタッフに続けてもらえるんかなっていうところが一番の不安でした。

U:そうですね。今はオープニングスタッフさん全員そろっている状態ですよね?

奥様:そうですね。

設計S(以下S):すごい。

谷口院長:また来週からもう1人スタッフさんが来ます。

U:おめでとうございます。何よりでございます。

谷口院長:またうまく一緒にできたらと思います。

U:ワンチームなんでね。特に医療は方向性がバラバラになると、患者様がやっぱり離れられたりするって聞いているので、そういった部分ではワンチームで運営されているのがいいと思います。いつ来させていただいてもそのイメージはあるので、僕は良いなと感じています!

谷口院長:ありがとうございます。

 

――担当の印象

先生:Uさんはほんとに熱い。歯科機器メーカーさんと最初3人でいろいろ打ち合わせさせてもらって、すごい歯科業界にお詳しいんだろうなっていうのがありました。熱意がすごかったなーと思います!連絡してもすぐ返してくれますし、レスポンスが早い。で、自分の要望、いろいろ言ったと思うんですけど、それでも一旦聞いてくれて、どうにかそれを解決しようとしてくれるっていうのがすごく信頼できたなというのは改めて思っています。

U:ありがとうございます。

先生:Sさんもデザインから図面からいろいろそうなんですけど、抽象的な言葉で投げかけても具体化してくれる。思っているイメージ以上に具現化してくれた。しかも僕の意見だけじゃなく、妻の意見も含めて優しい雰囲気の医院に仕上がったなと思う。やっぱ自分だけのイメージでは成り立ってないのかなと思います。すごくいろんな引き出しの多い方かなとほんとに思っています。

S:最初、谷口院長は結構濃いめの色を使った内装にしたいっておっしゃっていて。

谷口院長:そうそう。ズシンと重めのあるやつね。

S:でも、奥様はちょっと軽めの感じでしたよね。

谷口院長:そうです、そうです。結果として、やっぱり今の柔らかいイメージの内装が確かにこの場所には合っていたのかなと思いました。

U:口コミにもカフェみたいとか書いていただいていますもんね。だから、思惑通りというか、いい意味で喜んでいただけているかな、リラックスして治療を受けていただいているのかなって僕は感じました。

谷口院長:そうですね。何より来ていただける患者さんは喜んでいますし、内装見て、「おー!」ってすごく言ってくれる。

U:うれしい。

S:そこが何より一番うれしい。

奥様:私は先ほど院長も言っていたように、Uさんは本当に熱意ももちろんなんですけど、細やかな心遣いと気遣いの方だなーっていう風に思っていて。細部までそれが行き届いているイメージ。いつ来られても見られている視線とかスタッフに対する思いとかを伝えてくれて、いろんな病院を見られてきて、もちろん経験されてきたのもあると思うんですけど、Uさんの人間性がすごく優しい。ほんとに思いやりとか細部の心遣いがある方だと思います。私の印象は最初より今の方がずっと大きいです。

U:ありがとうございます。

奥様:Sさんは院長も先ほど言ったように、思いを形にしてくれる。建築士さんなので、スタッフがより動きやすい動線とかはすごく提案してくれて、私たちのあちこち散らばっているイメージはしっかりまとめてもらって、私の思いも院長の思いもしっかり汲んで、組み立ててくださったなっていうイメージがあります。

S:私も打ち合わせをしていて楽しかったです。

奥様:楽しかったですね。

S:いろいろ言いながら「こんなんいいですね!」とかお話ししたり、サンプル見ながら話すことがすごく楽しかったです。

U:あっという間でしたもんね。打ち合わせの時間。

奥様:あっという間でした。たとえ話で、どれだけおいしいご飯でもお皿がよくないとがっかりするのと同じで、働く場所が良いと私たちも治療頑張れるし、しっかり整えた環境を作ってもらったので良かったです。

S:ありがとうございます。

 

――良かった提案

谷口院長:僕はやっぱり1番は動線が使いやすいと思います。レントゲン室の場所であったりとか、カウンセリングルームの場所であったりとか。最初の案ではレントゲン室は一番手前にしていたんですけど、使いやすさの面で真ん中に持ってきて。もちろんデザインもすごくいいんですけど、実際に使ってみて機能的なのがいいなとわかりますね。あと、受付裏の動線、二重動線もいいです!あとは廊下のところ。妻と一緒に打合せ来たとき、最初のラフ案を見たときはちょっとな…と思ったんです。そこからまた修正で十字線をひいてくれて、すごくおしゃれでいいなーって思いましたね!提案は非常に良かった。逆に何が悪かったっていうぐらいほんとに!

U:ありがとうございますうれしいです。

谷口院長:どんどんいいものがさらにブラッシュアップされていくのがすごく感じました。

奥様:私はデザインはもちろんなんですけど、光の取り入れ方。どちらの向きにどういう光が入ってくるのか、正直全然分からなかったので、そういう設計の面の提案が良かったです。もともとの箱の形もあるんで難しかったと思うんです。最初、受付もちょっと暗いんかなって思っていたんですけど、うまく光を入れていただきました。あとは暑さ。めちゃくちゃキーワードやったんで!

S:そうですね。

奥様:今年1年終えてすごく過ごしやすかった…ありがとうございます!(笑)

U:途中の資金の中でのお話で、オリジナルの木のルーバーを取り入れるというご相談に対して、ちゃんと的確に答えをいただけたので、私たちもご提案して良かったなっていうのはあります。

谷口院長:あれがなかったらと思うとゾッとしますね。

U:なかったらやばいですね。やばい通り越してると思います(笑)

奥様:2階の皮膚科の先生が来てくださっていたときも、「こんな提案してくださるんですか!」みたいな感じで感心されていました。やっぱり2階も暑いみたいで。

S:暑いでしょうね…

奥様:間取りが同じじゃないですか、だから本当に大変みたいで。いろいろ試行錯誤しているって今も言われていました。

U:そうなんですね。今日も1階から見上げて見てもルーバーはきれいに見えていました。やっぱりご提案して良かったなと思っています。

S:3階ですぐ上が屋根で光が全部入ってくるっていうのがありますもんね。

谷口院長:そう。全面ガラス張りですし。

S:暖房費は抑えられますけどね!(笑)

奥様:そうなんです。冬、暖房費を抑えることができて、ポカポカでした!

U:良かったです。それはもう何よりです。暖房費もですし、どこの医院さんも光熱費って結構かかるんでね。そんな中でもルーバーのご提案はランニングコスト的にも本当に良かったなと僕らも思います。

 

――うまくいかなかったこと

谷口院長:正直そんなに感じないです。これは仕方ないことですけど、クロスが最初は剥がれたりとか、最初の手直しとかはどうしても出てくる部分だとは思います。でも、すぐ連絡させてもらってすぐ飛んで駆けつけてくれて、すぐ修正していただきました。正直、私はそんなに上手くいかなかったことはなかったかなと思います。一番困るのはお互いの思いがずれちゃうというか、こっちが要望しても叶えてくれなかったりっていうのは困るんですけど、そういったことは全くなかったです!何かトラブルが起きてもすぐ報告すれば気持ちよく解決してもらえました。正直そんなになかったかなと思います。

U:これは業者さんにもお伝えさせてもらいます。ありがとうございます。

奥様:すぐ来てくれるUさん…(笑)

U:運営に差し支えることがあっても困るので、私どもとしてはできる限り早急に対応させていただきたいと思っています。どうしても現場が重複しているとその日には行けないのですが。特に歯医者さんでは重大な漏水などの水に関するトラブルはなかったので良かったです。

 

――印象に残っているエピソード

奥様:やっぱり最初、箱が出来上がってたというちょっとトラブルがありましたね(笑)

U:僕らが工事入らせてもらう前ですね。僕らもびっくりしました。

S:ですよね。現地見に来たときにUと私、固まりました(笑)びっくりしましたね。

U:すでに箱が出来上がっていたっていうのは私もSもそれが一番ある意味印象に残っていた。建物2人で見上げてびっくりしていました(笑)

S:スケルトンやと思っていたのに(笑)

U:そう。その場ですぐ先生に連絡した。電話で「先生、中、出来上がっちゃってます」って(笑)

S:びっくりしましたね。

U:それはもう今となっては笑い話ですけど、ちょっと焦りました、わずかながら。工事始めるときにそうだったので。

奥様:私たちも初めてのことばっかりだったので、こんなもんなのか?みたいな感じで。とにかく残っている印象としては、結果として最悪だったっていうのはないです。一緒に解決してもらえたっていうのがすごく印象に残っていますね。トラブルも前向きに解決策を提示してもらえたりしたので、本当に心強かったっていう印象ですね。

谷口院長:そうですね。僕もそうなんですけども時間も診療終わりに僕たちの時間に合わせてくれて夜な夜な打合せしてくれて。何センチ単位の細かな廊下の幅とか、メジャーで図りながら打合せしていたのがすごく印象に残っています。図面調整するのも初めてだったので、実際じゃあ何十センチの廊下ってどうなのかって分からなくて、それもメジャーで測っていたのが印象に残っています。

S:高さとか幅とかこれぐらいです!って、実践してやっていましたもんね。

谷口院長:そうですね。やっていましたし、いい思い出で、ずっと楽しかったなっていうのは思いますね。

U:何よりうれしいです、それは!

 

――オープン後のお客様の反応

谷口先生:先ほどもちょっとお話しましたけど、内覧会ではもちろん初めてお客様に見ていただいたのですが、皆さん見渡してくれて歯医者さんにない、いい意味で柔らかい雰囲気の病院になったので、すごく皆さんも喜んでくれているなーっていうのがあります。もちろん内覧会からずっと来ていただけているお客様も多いですし、ご家族さんを結構紹介していただくことも多いです。

S:そうなんですね!

U:素晴らしいです。

谷口院長:待合室は過ごしやすいっていうのもあると思いますし、診療室は結構広く個室を取っていますので、その辺も皆さんが受け入れてくれやすいところなのかなと思います。反応はすごくいいなと思いますし、内装に力を入れて良かったなって本当に思います。

U:ありがとうございます。

S:うれしい言葉がいっぱいもらえていますね。

U:ほんとに。でも、患者様の反応がいいっていうのは一番ありがたいことですね。

谷口院長:何よりですね。ほんとに。

U:「歯医者さんらしくないことを取り入れる」というご要望から、待合席のカウンターをやらせてもらえました。私、商談でいっぱい事例として使わせてもらっています!(笑)こういうカフェスペースみたいな感じで使いたいというお声は頂くことが実際増えています。先生が踏ん切るかどうかは別として、やっぱ欲しいなって言われますね。

奥様:このあたりにお住いのお客様、いいもの思考の方が多くて。いい歯医者さんとか自分の思う歯医者さんを求めて市内まで行かれていた高齢の方も結構いらっしゃって。やっぱり最初は見た目や人で入ると思いますし、医院の雰囲気も期待して来てくださるっていう方も結構多いので、器で来てもらえていると思います。患者さんは雰囲気も居心地もいいって結構言ってくれます。

U:居心地は多分言われるね。多分先生の腕とスタッフさんの対応です。どの医院さんでアンケート取っても窓口のスタッフさんの対応と先生の治療がうまいっていうのは2つの絶対条件なんです。で、居心地がいいっていうのは+αで付け加え。全部が噛み合って初めて続けて通ってもらえる。そんな感覚で僕はいます。なので、そういう意味では市内まで行っておられた方がここに来られるっていうのはすごく嬉しいことですよね。すごいです。

谷口院長:うれしいですね。ありがたいです。スタッフも結構気に入ってくれているから空いてるときにお掃除してくれてます!

U:めっちゃきれいですもんね。僕、突然こちらに来るときあるんですけど、トイレいつも覗くんです。めっちゃきれいなんで、すげえと思って見てるんです(笑)大事に使っていただけてありがたいです。

 

――医院のPR

谷口院長:医院として力入れているのは、子ども矯正。病院スタッフ一同で力入れています。やっぱり子どものうちから歯を並べるだけじゃなくて、呼吸や姿勢を習得してくと、もちろん歯並びもきれいになりますし、体の免疫であるとか正常な発育を促進してくれます。特に大人になって歯を並べるだけっていうよりは、子どものうちから癖を取り除いて、いい習慣を付けていくことに私たちは取り組んでいます。あと呼吸ですね。お口ぽかんっていうのが最近めちゃくちゃ増えているので、そういったことで困っておられる親御さんとかたくさんいると思いますので、ぜひ一度相談していただけたらと思います。あとは歯周病からインプラント治療、セラミックも幅広くやっていますので、まずは地域のかかりつけとして選ばれる存在になりたいなとは思ってます。

※本対談に記載の内容は取材当時のものです。(2025年3月)

 

テナント工房メディカル 施工事例


「落ち着いたグレイッシュな空間で、カフェのような待合室がある歯科医院」
施工面積:約155.75㎡/約47.1坪

 

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近畿(滋賀、大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、三重)・東海(静岡、愛知、岐阜)

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