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【Doctor Interview-11】医療社団法人ディライトデンタルケア様

現在、滋賀県内で2つの歯科医院を運営・経営されている医療社団法人ディライトデンタルケア様。この度、本部機能を備えたオフィスの開設と技工室の改装をテナント工房にて担当させていただきました。工事まで紆余曲折を経たそうで、弊社に問い合わせいただいたキッカケや担当の印象、今後の展望などを詳しく伺いました。

医療社団法人ディライトデンタルケアの加藤先生とテナント工房スタッフ

 

――開業、改装のきっかけ

加藤先生:法人の本部機能を作るためにどこか探していて、たまたま南草津の物件があって、待って待っての今って感じですかね。

古川:もともと2つクリニックされてらっしゃって、そこでちょっと手狭になってきたっていう感じでしたっけ?確か。

加藤先生:そうそう。結局いろんな雑務とかを僕1人でやってて、ちょっとしんどいかなと思って。

古川:当時そうやったんですか?

加藤先生:そうです。経費から全て雑務まで。

設計Y(以下Y):仕事量ヤバそうですね。

加藤先生:それでスタッフも増えて、ちょっと手に負えへんってなって。

古川:そうやったんですね。だから、事務員さんを新規で雇わなくてっていう感じで。

加藤先生:そうです。それまで石山のレンタルスペース借りてやっていたわけ。で、今までは仕事19時に終わってから0時過ぎまで経費とかずっとやっていて。

古川:それ大変ですね。

Y:南草津にした理由ってあるんですか?

古川:確かに。もう1つの医院は東近江の方やし。

加藤先生:結局スタッフを雇いやすい。南草津の方がね。東近江の方が物件も安いし、東近江でも全然良かったんですけど。

Y:確かに。アクセスとかは全然こっちの方がいいですね。

加藤先生:そうそう。東近江の医院の前には匠工房さんの事務所があって。

Y:僕、真ん前過ぎてびっくりしました。

古川:川挟んで前やね。ほんで南草津になるまで、物件見つかるのは早かったんですよね。

加藤先生:早かったですね。物件見つかってからのストーリーがなかなかすごい。どこまで使えるかはなかなか…ぼかしてもらわないと(笑)

Y:気になります!

古川:7階の技工室を始めようと思われたきっかけはあるんですか?

加藤先生:7階を始めようと思ったのは、会社で技巧部門というのを作りたいなと。確かに外注ではしているんですけども、そこまで出すほどでもなくて。内々でやれるようなことを、それも僕やっていたのがしんどいなと思って。

古川:それも先生がやってたんですね。

加藤先生:スタッフの仕事量を減らすっていうのも1つの理由ですね。

Y:8階(オフィス)、7階(技工室)で借りれたんは強運ですね。。

加藤先生:ほんとにね。たまたま下の階が空いていて。

古川:8階出すときには別に計画になかったんですか?

加藤先生:なかったです。たまたまずーっと空いてたから、じゃあって。建物の管理者さんからも空いてるよりかは入ってもらった方がいいと言っていて。

古川:そうですね!

取材はディライトデンタルケア様のオフィスにおじゃましました!
(左から設計K、古川、加藤先生、設計Y)

 

――テナント工房に決めた理由

Y:これは3年前ぐらいにさかのぼる。

加藤先生:南草津で1回飲みませんでした?

古川:そうですね。弊社会長の関とお知り合いの先生と加藤先生と僕で。それが一番最初です。加藤先生とお知り合いの先生はもちろんお仕事のつながりがあって。お知り合いの先生と関が仲良くさしてもらってる中での多分飲みの場があって。で、加藤先生がそういう改装考えてはるっていうところの話がピュンって入ってきて僕が飛んでいくみたいな、っていうところがまずスタート。

Y:なるほど。一緒に飲むところからスタート。

古川:そうそう。どんな工事するかっていうよりか、とりあえず飲もっていうスタート。

加藤先生:そう。で、そのとき東近江の医院を改装しようと思って。ほんで、田舎やから付き合いもあって知り合いの設計士とかをやったんですけども結局は駄目やなと思って。

古川:でも、そのとき僕、結構覚えているんですよ。割と相談いただいた内容は大きい話やったんですけど、USBに全部図面の資料が入っていて、「これ渡すわ」とか言って僕にその飲みの場で預けてくれはったんですよ。

加藤先生:え?

Y:覚えてはらへん(笑)

古川:そうそう。で、すごい豪快な人やなと思って。でも、逆にそんだけ信頼してもらってるというか、頑張らなって思ったのは、すごいあのときめっちゃ覚えてますもん。そんなん、データごとハイって渡されるってなかなかないんで。

Y:そうですね。初対面で、それはなかなか確かに豪快ですね。

古川:ちょっと怖って思って(笑) 情報って知ってしまったら怖いとこもあるかもしれんやん(笑)

加藤先生:結局、向こうの医院も3回ぐらい改装してるんですよ。全て内装が自分の思い通りならへんかったし。要は思いを形に変えてもらうのが仕事やないすか。やのに全然できひんくて、やっぱり紹介で知り合ったのが良かったのかな。

古川:逆にテナント工房に任せようと思ってくれてはったタイミングってあったんですか?最初から任そうって思ってくれはったんですか?

加藤先生:タイミングはそれこそ東近江の改装が失敗したからね。でも、改装もすごい楽やったんですよ。南草津の医院とおんなじようにしてって言ったのに設計士の色を出してきて。

古川:なるほどね。それで新しいとこに頼もうっていう感じなんですね。

加藤先生:そうそう。

 

――不安だったこと

加藤先生:不安だったことか。不安だったことはほんと建物…

古川:いつ出来上がるか。

加藤先生:そこしかない。

古川:途中2物件ぐらい見に行きましたもんね。

加藤先生:行きました、行きました。

古川:物件変えようかなって加藤先生も思っちゃって。

Y:いつできるか分からへんって不安ですよ、かなり。

古川:でも南草津の前にあるテナントの3階か4階も先生1回考えてはったじゃないですか。でも、1階、2階が飲食店やって。で、スタッフさんが女性やからそこ通らすのは怖いし、不安やし、ここの物件はやめとこうって言わはったんすよ。覚えてはります?

加藤先生:覚えてない。

古川:僕はむっちゃ素敵やなと思いましたけどね。めっちゃスタッフさん思いやんとか思って。ってなると南草津物件ねえなみたいな。

Y:結果、ここめっちゃいい場所ですしね。見晴らしもいいし。

加藤先生:草津でも良かったんだけど、やっぱ草津やと南草津の医院からちょっと離れてるじゃないすか。で、仕事の途中で寄ったりできない。

古川:知ってた?こっから見えんのよ。8階から。8階から南草津のクリニック見えるねん。うまいこと。

Y:ほんまですか?駅越して?

古川:そう。駅の上から見えんの。こっから。

Y:実は見守れるようにっていう願いも込められてる…?

加藤先生:実はそうなんですっていうことにしとく?(笑)

Y:スタッフさん思いですね。やっぱり!

古川:それもここの8階の改装が終わりのときにネット環境の工事が間に合わへんっていうふうになって。ヤバいどうするみたいな話になったんですね。じゃあ、ネットの関係の業者さんがこっから飛びますよ、届きますよって。アンテナ付いてるんでって。

加藤先生:南草津の医院からね。

古川:ほんまに?とか言って。で、みんなで外から見て、ほんまに医院見えるやんみたいな話をそのときにしたっていう。

加藤先生:そうでしたね。

Y:さすがにネットは届かないですよね?

古川: 届く、届く!結局やったんでしたっけ?

加藤先生: やりました。南草津の医院の看板とこにアンテナ立てて、こっちもアンテナ立てて。すごいと思って!電波をさえぎるもんがないから。でも、そういうのもあるんやと思って。

古川: いざというとき俺らもそういう方法があるってそれはそれで勉強なった。

Y: 確かに。なかなか、けど見えるところはあんまないかもしれん。こんな好物件。

 

――担当者の印象

加藤先生: 設計Kの印象… 名前が「匠」って書いて…(笑)その印象しかない。

古川: そやな。ほんまやな。THE匠やもんな。

設計K(以下K): ですね。

加藤先生: それで一発で入社決まったみたいな。その印象が強過ぎる(笑)

Y: Kも途中、最後の打ち合わせで参加さしてもらった感じでしたかね。僕も最後の打ち合わせでKの名前の話しか印象しかなくて(笑)

古川: 現場でのクレームは勉強のために全部Kに。会議でも大丈夫ですかね?ってあたふたしとった。ヤバかった?あれ。

K: ヤバかったですね。初めてだったので。逆にYの印象どうですか。

加藤先生: 8階のイメージを7階にも引っ張っていってもらえるのかなっていうのはあって。で、そこがちゃんと引っ張ってもらえたのでよかった。

古川: 当時、お知り合い先生の会社をYが設計担当させてもらっていて。

加藤先生: そうなんですか!

古川: そうです。で、技巧に対してとかの設備に何が必要で、どういうのがいいのかっていうのがある程度その時に勉強させてもらっていたので、多分先生のお役に立てるのかなって思って。
8階のオフィスを担当した設計士はそこの知識的な、専門的知識で少し弱いとこがあったんで。デザインは8階を担当した設計士が作り上げたものだったんで、それを意識しながら設備路線はYっていう形でセッティングさしてもらいました。苦戦してたな、意外と。

Y: そうですね。結構。お知り合いの先生の会社とは違う設備とかあったんで、まず設備のことをちゃんと勉強させてもらって、一緒に工事担当させてもらった方と何度か打ち合わせして、今回も勉強させてもらいました。ありがとうございました。

古川: 最後は僕の印象?僕の印象ありますか?何か。

加藤先生: 夜の印象しかない!

古川: 絶対そう言われると思った(笑)そうっすね。確かに、すごいめっちゃ失礼ですけど勝手に飲み友みたいに思ってるんで。仕事を越えて仲良くさせていただいているっていうような感じには思っています。

 

――良かった提案

古川: 良かった提案。これは8階でも7階でもどちらでも。

加藤先生: やっぱ天井高が低いにもかかわらず結構解放感を作ってもらえたっていうのは違うんかな。

Y: やっぱ天井高くなるっていうのと、できるだけ予算を下げていこうっていうところで。その分さっきの話でもあったんすけど、配管のルートとかは結構苦戦をしたんですけど。やっぱ床を下げて正解やったなとは思いますね。もともと梁とかも結構低いところに入ってる建物やったんで。最初古川からの提案やったと思うんですけど、床を下げようっていうのは。

古川: それは8階を見てたから。8階のときもでも最初ヤバいな天井高みたいな、確かに話があった。最初確か下げない予定やったと思う。

加藤先生: そうです。

古川: 確か最初はフラットで8階を作る予定やって、図面上では天井もしくは上げれるっていう建築図面やったんすよ、僕らが読んでるときは。で、図面来たら、え?みたいな。無理やんみたいな話になってどうするってなって考えて下げたっていうのが8階んときの流れですね。

Y: そこの情報も先に分かってたんでやりやすかったところはあります。

古川: でも、結構ちゃんと取れてるもんね。空間としては。狭苦しさはない。

Y: ガラスのパーテーションにして、結構間仕切りは多い方ですけど解放感あっていい事務所になってるなって。

古川: 田舎臭さはないよね。

Y: ないっすね。渋谷とかにあっても全然おかしくない。

古川: 自画自賛。自社のデザイン自慢。

 

――うまくいかなかったこと

加藤先生: うまくいかなかったこと。時間がかかっちゃったっていうことは思いますね。

古川: 工事始まりだしてからは結構すんなり進んでいった感じですかね。逆にKは初めて現場見てみて苦戦したことあった?

K: 職人さんに伝えてたことがちょっとニュアンスがずれてて、で、コンセントの形状がちょっと違ったとかっていうのがあって。対応はしてもらったんですけど、やっぱり図面があっても認識がずれるというところはあるんだなということがありましたね。

古川: 医療メーカーさんから機械のことは聞いてるってことやな。専門的な機械になってくるから。医療機器は。

K: 医療機器のサイズを職人さんに伝えてはいたんですけど、実際6ミリじゃないといけないのに、入っていたのが8ミリやってとか。そういったニアミスが、伝えてたけど物が違ったっていうのがあったんで、そういうところがうまくいかなかったなっていうところですね。

加藤先生: そんなことがあるんですね。

Y: 多分、加藤先生はご存じないと思うんですけど、最後に僕ら机を組み立てていて、前日に机がないことに気付いて実は。

加藤先生: 前日!?かなり直前ですね。

Y: 机を購入し忘れてて。夜中に古川に電話して、どうしましょうって。なんとか探しますって言って当日の朝、IKEAに朝から並んで。IKEAで購入して、爆速で帰ってきて組み立ててたっていう。最初確認していたんですけど、パッと見て机がないっていうこと、そこに気付かなくて。ほんで、やっぱり注意して見てても気付かんことってあるんやなと思って。最後の最後で気付けて良かったんですけど。うまくいかないというか、焦った瞬間でしたね。

加藤先生: IKEAにあって良かったですね。

古川: 現場は結構いろいろと進行する上ではあるのはあるんです。結構1個のお店作るにもたくさん人と関わるじゃないですか、建築って。そこが難しいっちゃ難しいですね。 こないだもお知り合いの先生と喋っていたんですけど、建築ってほんまに難しいよなって言ってくれはるんですけど、自社じゃない業者を使ってものを作るじゃないですか。だから、自社のルール下じゃないやんみたいな話で難しいよなって。
依頼されてる方も依頼されてる子らのルールも多少あるやろうし、尊重しながらも、でも従わせなあかんっていうとこもあるやろうから難しやろなとか。僕らはそこに慣れてるんで当たり前感あったんすけど、他業種さんからすると一種異様なのかもしれないですね。

加藤先生: 確かにね。

古川: 自分のところの社員とかアルバイトでやるっていうのが普通なんですけど、僕らは社外の方が入って1個のものを作るんで。

加藤先生:そうか、そうか。他業種は全部内製ですもんね。

古川:あと、下の階のお店で苦労したからね。音やったっけ?

K: 下のお店から音を指摘されまして。

古川: 工事できる限定されたんよな時間が。

K: ほぼ毎日連絡取ってこの時間、この時間っていう風に、職人さんにも伝えて協力してもらうっていうような形でやってました。

古川: そこが多分一番厳しかったんちゃいますかね。8階のときは一番早い工事だったので気にせずにできたんですけど、7階のときは下の階が入ってる状態やって、割と結構厳しい方やったんで。やし、そこを気遣いながら、でも大きいものを納めなあかんっていうところの狭間で…。

K: 大変でしたね。

加藤先生: 8階作るときもエレベーターの鍵がついてなかった。

古川: そうです、そうです。8階のときしんどかったのが僕ら毎回8階まで階段で上がってこなあかん。エレベーターの鍵がないんで。あれ、めちゃくちゃヤバかったです(笑)

Y: 確かに。物の搬入とかも大変ですよね。

古川: 搬入は業者さんにやってもらったけど、自分らが現場見に来るにも階段で8階まで来なあかんかったから確かにしんどかった。思い出しました。途中で心折れそうなった(笑)

Y: 4階ぐらいから。もう戻ろうかなとか思ってしまう(笑)長い天板も一枚物で持ってくるのにエレベーター乗らなかったんで階段でもって上がりました。

古川: そうなんや。

Y: 途中、それも4階ぐらいで休憩した、確か。

古川: 8階もこのガラスとかも最初設計士と話しているときはもっとガラスワイドを広げたかったんですよ、ほんまは。もうちょっと筋を減らしたかったんですけど、運搬条件がどうやってもエレベーターしか無理やなってなって、エレベーターに乗るギリギリのサイズに割ったんですよ。これ。

加藤先生: なるほどね。

古川: 一応これは設計の段階んときにあって。筋は少ない方がやっぱきれいなんで。 ちなみに裏話でいくと、大阪の弊社の事務所もこういうガラス張りしているんですけど、僕当時ガラス屋に発注したときに搬入のことを意識してへんかって、持ってきたらどこも通らないっていうことがあったんですよ。で、ガラス屋に持って帰らして再カットさしたっていうのがあったんですよ。そこで覚えていた。うちも8階やったんで。

 

――印象に残っているエピソード

加藤先生:最初もらった図面と全然違うかった。

古川:当時いつでしたっけ、物件に入れると言ったのが。2023年の11月ぐらいやったような気がするんですよ。そこから工事入れる話やったはずなんですよ。で、蓋開けたら一向に建物出来上がらへん。いつできんねんみたいなね。

加藤先生:そうです。そんな感じでした。

古川:加藤先生から言うと角立つから僕から代わりに言いますねって話をして、建物会社の方で、いつできるのという話をして。で、いつできますみたいな話やったから先生にこう言うてはりますと伝えて。でも、待てど待てど、まだ出来上がらへんみたいな感じがね。2回ぐらい嘘つかれた、裏切られた感があった。

Y:実質どれぐらい延びたんですか?予定から。

加藤先生:2年ぐらいじゃないかな。

古川:そんなにですか?じゃあ、2023年よりもっと前なのかもしれへん。

加藤先生:一番最初もっと前ですね。

Y:そんな長いプロジェクトやったんですね。

加藤先生:そうです。で、南草津を見つけて契約したにもかかわらず、それが多分2年以上前ですね。

古川:しかも最初に工事するタイミングに工事しようと思って打ち合わせはもう終わってたから。工事しようと思ったら工事できへん。先生との打ち合わせも終わってどうしますみたいになって。

Y:最初の予定に間に合わすように打ち合わせして、そっから2年延びたし2年何もできへん時間ができたんですね。

古川:そう。だから、逆を言うとデザインが2年古くなってるかもしれん。極端に言うたら。今見たけど大丈夫そうやな?

加藤先生:おしゃれですね。

古川:ほんで、結局その間は石山に事務所を賃貸で借りてから…でしたね。

加藤先生:そうです。その間ね。 その石山も僕が1人で仕事終わってから行ってて。で、経理とかいろいろとして、スタッフ雇って。僕は建物ができると思ったからね。で、結局スタッフの子らも石山に閉じ込めることになって。

古川:なるほど。それで、石山から南草津に行ってくれたんですね。

加藤先生:そうそう。

Y:それで石山のレンタルスペースも2年延長になったんですね。

古川:ほんまに新しい事務所できんのかな…みたいな。

Y:確かに心配ですよね。

加藤先生:ほんとにね。スタッフに「騙されてんちゃうかな」と思われへんかったか心配やったな(笑)

古川:他あります?印象に残っていること。

加藤先生:あと結構ちゃんと打ち合わせをしっかりしてもらったなと思って。

古川:ほんまですか?ありがとうございます。

加藤先生:あれぐらいしてもらった方がいい。あそこまでしてくれるとこってのは無いです。

古川:そうですか?結構、普通な感じやったけどな。どちらかというと少なかったんちゃう?7階もそうやったよな?

Y:そうですね。

古川:8階の時の打ち合わせ回数も少ないイメージある。

加藤先生:そうなの?今までのところ、何ページもあるカタログで例えばこの中から選んでくださいって言われて、どう選ぶねんと思ってた。

加藤先生:そうそう。だからイメージさせてもらえないっていうかね。そういうのをいろいろと教えてもらったっていうのはよかった。こんなんどうですか、こっちはどうですかって。

古川:確かに。それは大変ですね。

加藤先生:こんなんから選べって言われてもね。

古川:それは確かそうですね。僕らの方で8階も7階も両方ともデザインをさせてもらって、これでいいですかっていう確認やったから。そう言ってもらえて良かった。僕らは結構当たり前にやらしてもらってるとこが親切心やったらしい。

Y:確かに。改めて聞くとうれしい。

 

――オープン後のスタッフの印象

加藤先生:うちのスタッフとかも来て、ここに勤務してないスタッフさんの間でもすごい高級感があるみたいな感じになってる。多分かなりお金かかってんちゃうかなって思われていると思う。

古川:なるほど、逆にね!(笑)

加藤先生:お金使いやがってって。(笑)税理士さんも結構お金かかりましたねーって言われて。でもやるからにはね、何回も作り直せるもんじゃないし僕はこれで満足しています。

古川:ありがとうございます。

 

――医院の㏚と今後の展望

加藤先生:歯科医院をこれから増やしていきたいっていうのもある。そのためにはこの本部機能が役に立つと思っていて。あとは医院のスタッフのできるだけ手を空ける、仕事量を減らしていくっていう、働き方改革の1つでもあるのかなと思う。働き方改革の1つとして活用できたらいい。7階もそうなんですが、全部医院でやっていたのを分業していく。

古川:僕、7階の話聞かしていただいたときに新しいなというか、すごいなと感じたんですよ。業種違うんですけど、飲食業って例えば1店舗、2店舗じゃなくて、そこから5、6店舗とかって伸ばしていくことを考えて、他の店舗の厨房を小さくしはるんですよ。で、そこの系列店に送る食材を、セントラルキッチンを作ってそこで製造をパートのおばちゃんとかにしてもらって定期的に配布していくっていうやり方に変えるんですけど、まさしく近いなと思ってたんですよ。消毒引き上げてとか技巧引き上げてとか。これって歯科業界でいくと当たり前じゃないじゃないですか。すごい画期的やなって思ったんですよ。

Y:確かに。

古川:クリニックに技工室とか消毒室が極めて少なくってなるとチェアを1台増やせたりするやろうし。

加藤先生:そうです、そうです。それもあります。

古川:…ってなってくると売上に直結するなと思って。でもこれ先生が考えたことやから絶対言わんとこ思って。言ったらそれは逆に先生の発想をよそにばらまいている話やから。結構感動したんです正直。すごいなと思って。

Y:確かに。天才ですね。感覚で…。

加藤先生:いや、付き合いのある東京の知り合いとしゃべってて、うちこんなんやるんやけど、やったらみたいな感じで。

Y:それですぐ行動できるのもすごいですね。

加藤先生:そこは関東、福岡等で9医院やっていて。それを全部集めてやったらやっぱり各医院のスタッフの手も空くし。一番最初に置いてあるセットを袋に入れてパックして滅菌してって結構面倒くさいんですよ。その時間がなくなればもっとほかの作業もできるしね。

古川:僕もすぐピンと来たら関わりたいと思っちゃうタイプなんで、それで思ったのが、そのサービスって自社のためにやってはるのを、ゆくゆくは他社からも請け負うようにしたいと仰っていたじゃないですか。
もしそのタイミングになったら僕らのいろんなクライアントの先生ところに今の技工室を1個増やさないですかみたいな提案が僕らから持っていけて、その消毒とかのを加藤先生にご紹介したりできるなとか思っていたんですよ。そういう風にお仕事もらった分お仕事返せたらいいなーと思っていて。

加藤先生:確かにね。結構今、人手不足なんでね。うちらの業界も。だから、そういうものを多分外注できたらいいなと思ってる医院はいっぱいあると思いますよ。 それを先にやっちゃえと。

古川:結構、時間かかるんですか。例えば消毒作業とか。

加藤先生:かかります。大体パックすんのも80個とかするわけじゃないですか。で、そっから滅菌してっていうとそれだけでも。やっぱり1人で1時間、2時間かかりますからね。もったいないじゃないですか。それ専属のスタッフ付けているわけにもいかないし、スタッフを1人雇うことを考えたら安いのかなと思う。

古川:そうですね。

Y:スタッフさんも働きやすくなりますもんね。

加藤先生:そうですね。多いのは診療終わってから洗ってとかすると残業が増えてしまう医院もあると思う。そのサービスは送るだけだから。

古川:回収ボックスがあってそこに入れて、業者さんはいつ取りに来てもいいみたいなのがあるともっといいのかなと思う。面白いですね!そのサービスを広めるときは販売代理店させてほしいって伝えておきます!(笑)

※本対談に記載の内容は取材当時のものです。(2025年2月)

 

テナント工房 施工事例

医療社団法人ディライトデンタルケア様|滋賀県草津市|歯科医院オフィス

「ガラスパーテーションによってセパレートしつつ、広がりが感じられるオフィス」
施工面積:約75㎡/約22.6坪

 

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近畿(滋賀、大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、三重)・東海(静岡、愛知、岐阜)

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